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葬儀と告別式の次第【2】

葬儀日程を知らせる

葬儀の日程が決まったら、すぐに関係者に連絡します。すでに死亡を知らせた人にも連絡します。
連絡は電話よりも、後から場所や時間などが再確認できるFAXやメールでの連絡がよいでしょう。
通知もれを防ぐためには、故人の関係団体、交友関係、遺族の仕事関係、友人、町内会などの中心となる人にまず連絡し、その人に、それぞれのグループへの連絡を頼みます。
とくにお世話になった人には、遺族が直接連絡します。

葬儀知らせの内容

必要な内容だけで、あいさつは除きます。香典などを辞退するときはその旨をしっかり明記します。
たいていの場合は、葬儀業者がFAXの文面を用意してくれます。
・故人の名前
・喪主の名前
・死亡した日時
・通夜、葬儀、告別式の日時と場所(地図)
・葬儀の形式
・連絡者の名前
・香典などを辞退するときはその旨を明記

新聞に死亡広告を出す

社会的に知名度の高い人が亡くなったとき、新聞にその知らせが掲載されることがあります。
地方紙の場合には一般の人の死の場合も掲載されることがあります。
しかし、掲載してほしくないときは断ることもできます。
記事として載る場合は無料ですが、死亡広告には費用がかかります。
必要な場合は、葬祭業者か広告代理店を通して申し込みます。

遺影を選ぶ

故人らしい祭壇にしたい

祭壇によっては、葬儀の印象がかなり変わります。
祭壇はおおむね、葬祭業者の基本セットに組み込まれていますが、デザインやサイズは予算や遺族の好みで選べます。
宗旨にそったものでも、できるだけ故人の遺志や人となりを考えて祭壇を選ぶようにしましょう。
遺影は昔は歯を見せてはいけない、横向きはいけない、普段着はいけないなどといわれ、故人の顔に正装写真を合成して遺影をつくることもありました。
いまではその人らしい自然な表情の写真が好まれます。
遺族が時間をかけて相談し、選ぶことが大切で意味があります。1枚に絞れなければ焼香台の脇に別の写真を飾ったり、メモリアルコーナーで何枚か使ってもよいでしょう。

返礼品、会葬礼状の手配

返礼品を用意する

仏教では、他者に布施をすることが、仏に徳を積み、これを死者へ振り分けるという意味があります。通夜や葬儀で食事や酒を振舞うのも、すべての死者の滅罪を願っての布施のひとつで、死者の供養につながると考えられていました。
このため会葬者への返礼品は「供養品」とも言われます。
本来は「通夜返礼品」は、通夜振る舞いに出られない人のみに「葬儀の会葬御礼」とは違う品が渡されました。
しかし、通夜が告別式化し、通夜だけに訪れる人も増えたため、近年は通夜も葬儀、告別式も同じ返礼品を会葬者全員に渡すことが多くなりました。
手配はすべて葬祭業者が手配してくれます。
1000円程度の品物が一般的です。
弔問者の予測がつきにくいときは、返品が可能な品物を選ぶとよいでしょう。
多少多めに発注します。

即日返しの香典返しも

「即日返しと」は、香典返しを、忌明を待たずに葬儀の当日に返してしまうものです。
香典帳の整理をしなくてすみ、配送料金もかからず、送り忘れもなく便利ということで、年々増える傾向にあります。
問題は、全員に同じ品を渡すため、香典額に見合わないお返しになることがあることです。
香典額の平均8000円ということで、即日返しは反返し、または3分の1返しの2000円~4000円の品が一般的です。
3万円以上の高額な香典には、忌明に改めて。別の品を贈るということもあります。

供花と供物

供花、供物の方針を決める

供花と供物を辞退する場合は、その旨を受付前に掲示します。
また関係者に「葬儀の案内」をFAXやメールで流すときも、辞退する旨をはっきり書いておきます。
そうした意思表示をしない限りは、贈られた供花や供物を受取るのが約束ごとです。
花環や樒は、場所によっては飾れないことがあります。「供花は生花のみにする」など、喪家の方針を事前に決めておきます。
供物、供花などが届いたときは、必ず供物帳に差出人の住所と名前と品物の内容を記載します。
また、供花、供物を並べる順でトラブルが起こることもあります。
配列に問題がないかどうかチェックしましょう。
特別な関係者以外は申し込み順、あるいは五十音順にして「順不同」とする方法があります。
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