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手元供養

手元供養とは

お墓の有無を問わず、手元で遺骨を守っていきたいと考える人が増えています。
こういった供養の形を「手元供養」という言葉であらわすようになってきました。あくまで一部を手元に残すという考え方で、大部分の遺骨はお墓に納める人が多いのですが、将来的にはお墓に変わるものとして浸透していくことも考えられます。

実際、散骨の広まりによってお墓をもたずに散骨をして一部を手元供養として残す、という人も増えてきました。

手元供養の種類

遺骨の一部を納めるタイプのものとして人気があるのは、ミニ骨壷やカロートペンダントです。
ほかに遺骨を収納できるオルゴール、宝石箱、位牌などがあります。このような納骨型タイプの商品は2万円から10万円くらいが売れ筋となっています。

遺骨を加工して手元供養とする商品の例では、ダイヤモンドなどがあります。
遺骨や遺髪に含まれるわずかな炭素を抽出し、黒鉛へ変換し、人工的にダイヤモンドを製造するというものです。遺灰を科学的方法で液状化、天然のダイヤモンドに融合させ、高温・高圧による特別な工程にかけ封印させる技術も登場しています。
天然石、人工石問わず、ダイヤモンド加工タイプは、数十万円から数百万円と高額になります。

遺骨を合成加工処理して作られたエターナルプレートは、遺灰成分70%を含む強度・耐火性・耐食性に優れたフェインセラミックプレートで料金は15万円台から。

そのほか、遺灰そのものをガラスに混ぜ込むタイプもあります。デザインのバリエーションが豊富で、料金は1万円くらいからとリーズナブル。ペンダントやピアスなど、希望に応じたアクセサリーを作ることもできます。