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新盆の過ごし方

亡くなって1年以内の仏様をお迎えするお盆は「新盆」(にいぼん・しんぼん)「初盆」(はつぼん)などと言われ、通常のお盆とは違うお祀りをする習慣が全国でみられます。 (地域によっては3年以内、7年以内を新盆とする場合もあります)。

精霊棚といわれる盆棚は新棚(あらたな、あらんたな)といい新盆仕様になります。

最近は新盆といっても通常の盆棚とかわらないセッティングをする家庭が多くなりましたが、一昔前までは、新仏の霊と先祖の霊をお祀りする場所を区別するケースが多かったようです。

「新盆を迎える家には軒先に白い提灯を吊しましょう」とよく言われていますが、これは故人の霊が初めて帰ってくるので「道に迷わず、無事に帰ってくることができるように」という願いから。

そうはいっても、現代の住宅事情で軒先に白い提灯を吊すことができる家庭はそう多くはありません。ローソクの火を灯し続けるのも安全上好ましくありませんから、最近は白い提灯を飾るだけで迎え火とする家庭がほとんどです。