トラブル事例
お墓を建てる際に起こったトラブルをご紹介します。
産地偽装!国産の墓石を購入したつもりだったが、実際は中国産の石だった
墓石は似たような模様が多いため、素人が見てもなかなか区別するのは難しいようです。
そのため中国産の墓石を国産と偽って販売している悪徳業者も後を絶ちません。
こういったトラブルを避けるため、関係業者によって構成される日本石材産業協会では「石材産地証明書」を、全国優良石材店の会(全優石)では「保証書」を発行していますので、これらの組織に加盟している石材店を選ぶのもひとつの安心材料になります。独自で墓石にたい売る保証書を発行している石材店もありますので、見積もりの際に確認してみましょう。
すでに代金を支払っているのに、なかなか工事に着手しようとしない
契約を終えて代金を支払ったのに、工事に着手せずトラブルになったケースもあります。
「天候不良が続いている」「忙しい」などの理由でごまかされ、工事をはじめたのは数カ月経ってから。
資金繰りが厳しく、墓石代と工事費を先に全額いただいてから、自転車操業のように工事を行っている業者が希にあります。
このような業者は、表面では見えない部分で手抜き工事をしていることも考えられますから要注意。業者の施工実績を確認したり、複数の業者の見積もりを比べるなどして、比較検討することである程度は回避できます。先に全額一括で前払いを要求する業者も危険です。
お墓に彫刻した文字がイメージと違う
お墓に彫刻した文字や絵がイメージと違うというのはよくある話です。
「もう少し大きいほうが良かった」「もう少し線が細いほうが良かった」などですが、多くの場合は苦情まではいきません。
クレームになってしまうのは次のような場合です。
・実際に彫刻するときの原寸文字を提示していなかった。
・彫刻したときの全体のイメージを提示していなかった。
彫刻する文字や絵については、実際にお墓が建ってみないとわからない部分がありますが、お客様としっかりとコミュニケーションを持っていれば、多くの場合トラブル回避ができるものです。
仕上がりイメージを具体的に提示してくれる業者を選びましょう。